院外処方箋における問合せ簡素化プロトコル
院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコルの運用
薬剤師による疑義照会は薬剤師法に基づく極めて重要な業務です。患者さん個々の病状や検査値を勘案した疑義照会・処方提案はますます重要となり、その件数も増えています。一方で、形式的な問い合わせはそれ以上に多くあり、患者さん・薬局薬剤師・処方医師それぞれにご負担をかけている場合もあるかと存じます。
そこで当院では、2010年4月30日付 厚生労働省医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえ、プロトコルに基づく薬物治療管理の一環として、調剤上の典型的な変更に伴う問い合わせを減らし、患者への薬学的ケアの充実および処方医師の負担軽減を図る目的で「院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル」を運用しております。
本プロトコルを適正に運用するため、運用開始にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細について本院担当者からの説明をお聞きいただいた上で、合意書を交わすことを必須条件としております。本取組みへの参画をご希望される応需薬局は、まず、本院薬剤部(電話075-751-3581)までご連絡ください。
プロトコル PDFファイル(2021年10月13日改訂版)
本内容を本来の目的以外に使用することや、本院の許可なくして複製・転載することはご遠慮ください。
※プロトコルの名称を変更しました(2021年10月13日更新)
薬剤師法第23条の「医師の同意を得た場合の変更調剤」(本プロトコルの対象)と第24条の「疑義(照会)」(薬学的知見に基づく疑義照会:本プロトコルの対象外)との区別を明確化するため、「院外処方せんにおける疑義照会簡素化のプロトコル」から、「院外処方箋における問い合わせ簡素化のプロトコル」へと名称を変更しました。
なお、プロトコルの内容に変更はありませんので、合意済みの薬局の先生方におかれましては、手続き等は不要です。引き続き適切な運用をお願い申し上げます。
連絡先
京都大学医学部附属病院薬剤部 薬務室
電話 075-751-3581
FAX 075-751-3205
Mail yakumu@kuhp.kyoto-u.ac.jp