京都大学医学部附属病院 薬剤部

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吸入指導

 喘息や慢性閉塞性肺疾患の治療は吸入薬が主体ですが、吸入デバイスの多様化による吸入手技の煩雑化や患者の病識不足が、アドヒアランス不良の原因となります。本院薬剤部ではこれまで近隣薬局と協働して外来患者の吸入薬指導を行い、保険薬局薬剤師による患者指導と処方医師への情報フィードバックの有用性を確認しており、緊急入院患者数が減少するなどの臨床的な効果がみられています。
 本院の院外処方せんを応需している全ての薬局を対象に、この取組みへのご協力をお願い申し上げます。

「吸入薬説明手順・評価項目表」を用いた外来患者の吸入薬指導

 本院の院外処方箋とともに「吸入指導依頼せん」と「吸入薬説明手順・評価項目表」を患者さんよりお受け取りになりましたら、内容を確認し、保険薬局での指導内容を記載してFaxにて本院薬剤部まで送信いただくようお願いいたします。返信いただいたFax内容については、カルテに記載して情報共有を行います。

  • 保険薬局の先生へ 実施タイミング・確認方法の変更について PDFファイル(2019年4月2日更新)
  • 吸入薬説明手順・評価項目表 記入方法 PDFファイル(2015年6月8日公開)
  • 吸入指導評価表(保険薬局用) PDFファイル(2018年10月25日更新)
  • デバイス別の説明手順・評価項目表 PDFファイル(2022年3月15日更新)

 

「継続的な吸入手技確認」へのご協力のお願い

 患者さんが吸入薬を使用し続けているうちに吸入手技が不適切な「自己流」となっているケースも少なくありません。また、コントロール不良の発作発現は、患者さんが用法・用量や手技を正しく守れていないことが原因の1つとなっています。
 そこで、2回目以降の吸入手技の確認を増やして、継続的な吸入薬の適正使用に繋げていきたいと考えております。つきましては、保険薬局の先生方に実施していただく吸入手技確認のタイミングや確認方法は、下記別紙PDFをご確認ください。

連絡先
京都大学医学部附属病院薬剤部 調剤室
「吸入薬説明手順・評価項目表」取扱窓口
電話 075-751-3580
FAX 075-751-3205